12/31
ライブ納めの後、終電で地元大宮に帰った。
ずっと行こうと思っていたが、なかなか行けなかった友人の勤めるBARへ。
店のドアを開けたら友人が笑顔で迎えてくれた。
大好きな銘柄のビールが置いてあったというのも嬉しかったが、
なによりその友人の笑顔が格別に嬉しかった。
ひとりだったけど、こういう瞬間というのが俺にとって大切なのだと再認識した
夜だった。
大晦日。
今年は3月に大震災があった。
あまりにも大きすぎる出来事で、それを受け止めきれなかった自分がいたし、
自分の生きている意味を考えざるをえない時間が続いた。
「アポリア」をリリースして、ツアーに出た。
初日の仙台。震災が直撃した街で僕らを待っていてくれたのは、お客さんの笑顔だった。
まだ震災から3ヶ月しか経っていなかったその場所に、僕らの音楽を待っていて
くれたお客さんがいたということが、本当に嬉しかった。
きっと、このツアーが無かったら、俺は今頃ダメだった。
大げさかもしれないけど、このツアーで出会えた笑顔が俺の存在を肯定してくれた。
目の前の人を幸せにできること。それが俺の幸せなんだってこと。
改めて言葉にするとうさんくさいけどね、本当にそう思った。
2011年にもらえた想いや自分たちで作り上げたものを、ちゃんと抱えて
2012年につなげたいと思った年末。
なんか重い文章になったけど、ちゃんと言葉にしたかったので書きました。
読んでくれてありがとうございました。
※ でも、このブログ書いてるのは年が明けた正月だけどね!(泣)