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前日から祖母の見舞いで実家に帰っていた。
日が暮れると一斉にカエルが鳴き始め、この辺りの夜はカエルの大合唱でつつまれる。
実家のまわりは水田に囲まれている。埼玉も中心から数十分も車で走れば、まだまだ
そんな風景が広がる。
春になると、田んぼに水が張られ田植えがはじまる。茶色だった風景が緑に変わる。
秋になると黄金色の風景。そして冬には茶色にもどる。
子供のころはカエルやザリガニ、秋にはイナゴを捕獲するために走り回った。
子供のころのいい思い出も、そうでない思い出もすべて、背景は田んぼだった。
この風景が少しも変わらずにそこにあってくれることが嬉しい。
実家に帰る度にそう思う。
心も身体も満たされた休日だった。
さあ、東京でがんばろう。
【今日の一枚】
植えたばかりの稲。